朝、瞑想の時間を持ちたいと思って、
何度もトライしていた時期がある。でも、雑念が多いみたいで、
どうも上手くいかないんです。
実はこれ、僕の本音です。
あるとき、枡野俊明さんの禅についての本を読んで、
心に残ったことを書き記していたら、
そのうちに時間を忘れてた自分に気づいたんです。
それ以来、朝、読んでみるようにしてみました。
座って、静かに心を落ち着けて深呼吸。
何も考えずに、パッと開いたページに目を通す。
その前後のページを読んでみる。
そして、心に残ったことを、
ほんの数行、ノートに書き綴ってみる。
そこから連想を拡げていくことで、
身近にあった出来事に意味づけをしてみたり、
そこからの学びを得たりできるようになった。

ほんの2,30分の、いわば「書く瞑想」の時間。

 

%e5%b9%b8%e3%81%9b%e3%81%af%e3%80%81%e3%81%aa%e3%82%8b%e3%82%82%e3%81%ae%e3%81%a7%e3%81%aa%e3%81%8f2

 

————
禅の世界においては、過去と未来は存在しません。
ただあるのは「現在」という時間だけです。
・・・(中略)・・・
禅の中に存在しているのは「今」という一瞬だけです。
その一瞬をいかに生きるか。
過ぎ去った過去をあれこれ思い起こすのではなく、
未だ来てもいない未来に思いを寄せるでもなく、
一生懸命に現在という時間と向き合っていく。
その心の在り方にこそ、人生はあるのだと考えられているのです。
(はじめに、より)
———–
「禅」とか「仏教」についてとか、宗教的な本って、
ここ最近たくさん出てきましたけど、
僕にとっては、枡野さんの語り口が心地いい。
優しい言葉遣いで、
決してくどくない。それでいて、とってもわかりやすくて、
どのページを開いても納得のいくことが書かれています。
おかげで「書く瞑想」が続けられてるし、
少しは自分と向き合えるようになったかなと感謝しています。

幸せは、なるものではなく、感じるもの』は、
「むすぶ読書会」(12月11日(日)開催)にも、
持参する予定にしてます。

今年を振り返る時間。
あるいは来年をイメージする時間。
もしくは年末年始に読みたい本に出逢える時間。
本との出逢い、
人との出逢い。
もしかすると一生の出逢いが生まれる時間になるかもしれません。
一緒に楽しんでもらえる人との出逢いを楽しみにしています。