圭流ファシリテーションのツボ、
始まっていきなり2週間も開いての、第二回(笑)

さて今回は、シンプル化について。

facilitationは、物事を簡単にしようとする。

いま、何事もシンプル化に向かってますね。

例えば、このページだって、

ほんの数年前までならば、
ホームページ業者さんにお願いし、
いくばくかのお金を支払わないと、
こうやって、あなたの目に届くことはなかった。

でも、いまや、僕みたいな、
パソコンに長けてるわけでもない人間でもできちゃう。

そう、シンプル化。

物事が、簡単になっていく方向ね。

ファシリテーションの基本的な考え方にも
当てはまります。

facilitationは、物事を簡単にしようとする。

物事を簡単にするために、
必要な要素があります。

それは、洞察力。

言い換えれば、物事の本質を見抜く力。

もしくは、先を見通す力。

もう少しシンプルに言えば…

一人一人の考える力。

個々の思考を養っていく必要があるわけです。

その力が合わさった時に、
ありえないと思っていたことが、

ありえるのでは、と思えるようになってくる。

現実が、予測を超えていく。

一方で、インストラクションは、どうか。

指示されたことを、
指示された通りにやりぬくこと。

いちいち考える必要はなくなってくる。

かつて、マニュアル人間だとか言われて、
想定したことを、
その通りにしかできない人が育った時代がありました。

そのときそのときで考えることができなくなった。

だから、いまでも、
インストラクションの色が強く出すぎてしまえば、
個々の思考の力を奪ってしまうことにもなりかねない。

私の言うとおりにしなさいよ、
なんて仰るインストラクターって、
いまでもいますよね。

あれね、参加者の側からすると、
とっても窮屈なんです。

話し合いでも、学びでも、
もっと、フリーになっていい。

instructionは、複雑な物事をその通りに指示する、

facilitationは、物事を簡単にしようとする。

シンプルに、

フリーに、

人前に立つ人、
人さまに何かを伝える人は、

心がけてみては、いかがですか。