朝、起きたら、
ダイニングテーブルに、
どこかの建造物の模型があった。

そっか、息子は昨夜遅くまでこれをつくってたのか。

図面の縮尺から、型を起こして、
一枚の板、一本の棒から、
ここまでつくりあげるのか。

感心した。

大きなものを、小さく模倣してみる。

それをまた、再現してみる。

また別のものを、小さく模倣してみる。

徹底的に、細部に至るまでつくり込んでいく。

そうやって何度も何度も積み重ねていった先に、
ふとした気づきや、閃きがあるのだろう。

今度はそれをきっかけに、
その先を想像し、
そして小さく創造してみる。

コピーから、オリジナルへ。

そんな小さな体験を積み重ねることで、
実力ってついていくものだと思う。

いきなり大きなものをつくりだすなんて、
無理だからね。

でも、いつかきっと・・・。

小さな真似事、
自分なりの工夫、
そして、オリジナル、
やがて、大きな成果。

守・破・離、
どんなことにも共通する。

あらゆることに通じる真理。

大切なことに気づかせてもらった、
朝のこと。